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団地にsumu

こんな部屋を作りました

鶴甲「シンプル&フレキシブル」

灘区の山の手に昭和40年代に開発された団地、鶴甲住宅。エレベーターがなく、時代にあわない間取りや設備の老朽化等の問題がありました。平成26年度に4、5階の2住戸を使い、若者のさまざまなライフスタイルをイメージし、リノベーションのコンセプト、改修費用を2タイプ設定、魅力的なプラン提案から設計・施工までできる企業等を募集しました。この部屋は「たくさんの収納と雰囲気のある内装を重視した30代女性のひとり暮らし」をイメージし、設計費込みで150万円の予算で提案された案を採用したプランです。また、施工の一部をDIYとし、壁や建具のペイントワークショップも開催しました。
ゆったりとしたリビングは、シンプルな素材の間仕切りや家具で構成され、最大3室に仕切ることができます。ダイニングキッチンは大きく、空間全体を見渡せます。一人暮らしの自由で多様なスタイルに応えるフレキシブルな住戸となっています。

キッチン

対面式のキッチンは空間全体を見渡せる位置に配置しています。

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キッチンの収納棚

キッチン壁面にはシンプルな木材の棚を設置。床材もシンプルな素材を使用。

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リビング

既存の襖を利用した可動間仕切りを全て開けると一体空間として利用できます。

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リビング床材

床材は明るくて柔らかい雰囲気の桐を使用。
クローゼットの扉は既存の襖に表面材を貼ったり塗装し再利用しました。

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洗面所、トイレ

コストを抑えるために、浴室はそのまま残し、トイレと洗面を広く使えるように扉の位置を変更しました。

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間取り図

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壁や建具のペイントワークショップ

近隣におすまいの方に告知をし、コンクリート壁や窓周辺の壁のペンキ塗り、襖の建具磨きとペンキ塗りを行うワークショップを開催しました。

また、リノベーション完成後は、セミナーや相談会などのイベントや、近隣の団地の方にリノベーションの参考にしていただけるよう、モデルルームとして公開しました。